12/10は、東京八重洲矢満登ビル会議室にて、子供の体の異変に関するセミナーが有りこれに参加してきました。全国から百数十名の歯科医の受講がありました。
”あご”の発育や発達と聞くと、多くの方は”下あご”の事と受け止めがちかも知れませんが、上の”あご”も共に発育不足の傾向にあり、更に首から全身の発育へ関係していくとのこと。そのなかで、子供たちの身体に異変とも言うべき現象が起きている事について、毎日新聞をはじめいろいろなメディアが取り上げていますがまだまだ広く知られてはいないのも事実。講師(佐賀県や奈良県、国分寺市から参加)によると、子供たちの中に、
(1)片足立ちができない
(2)両手を前にのばして手のひらを前に向けて指を上にまげられない
(3)両手ばんざいして両腕が耳に近づけられない
(4)しゃがみこみができず後ろに倒れてしまう
(5)HB鉛筆だと薄す過ぎて読める濃さに書けない(指先に力が入らない)
(6)いつも”くねくね”して落ち着きがない
(7)普通に歩けず何となく”よたよた”と歩く
(8)発音において”赤ちゃん言葉”が残る
(9)皆とコミュニケーションがとりにくい
(10)食事においてうまく噛めない飲み込めない従って時間がかかる
(11)ガムを舌を使って丸められない
(12)お口”ぽかん”が目立ち口呼吸する(鼻腔の発育不足のため空気の通りが良くないため鼻呼吸が苦しいため)
(13)お医者さんの診断でADHD(発達障害)といわれているが解決方法が確率していない
など様々な特徴があるという。
にも関わらず両親や周囲の大人が気付いていない場合が多く、なぜこの様なことが生じるのかについての理解がえられていないのだという。
そのままにしておくと、様々な障害がその子の将来にまで及ぶ事になるため、なるべく早期の解決が望まれるとのこと。
これらの問題はそもそもが”口の発育不足”に起因していることが多いため、歯科医の新しい取り組みとして、小児の口腔育成について、理論に基づいたこれまでに無い方法によって、実際に解決できた数多くの症例報告を聞く事ができました。当医院も是非とも取り組みたいとおもいます。